スマトラ島編 事件発生!?

パレンバンについて、とにかくおなかが空いたので、ケンタッキー・フライド・チキンに入る。フライドチキンをむさぼりながらキンキンに冷えたコーラを一気飲む。ああああ、生き返るわぁ、、。すると背後から突然、声をかけられた。

??「すみません、日本人ですか?」

振り返ってみてみると、キラキラと宝石箱のような瞳、肩までの上質の絹のような黒髪、彫刻やと思うくらいのスタイル、、そんな綺麗な女性が立っていた。話を聞いてみると、その子は18歳で、名前はデシ。お父さんが日本で仕事していたことをきっかけに日本のことに興味をもって、勇気を出して僕に声かけたらしい。

いやぁやめてーや、美女には弱いねん、、おどおどしていると、

デシ「今日、ちょうどお父さんの誕生日なの。もしよかったら、うちに来ない?お父さん日本好きやったから、喜んでくれるはずよ。」

二つ返事で承認した。断る理由は、、まあ旅先やしええやろ!

それからしばらく話した(とはいっても3時間くらい)あと、滞在先のホテルまで送ってくれた。そこから何を着ていこうかとか思案していたら、部屋がノックされた。

開けたら警察が立ってた。え???え???え?!?

警察「州警察です。若い女性を誘ってホテルに誘い込む事件が多発しています。あなたが疑いをかけられています。とりあえず、来い。」

違う!!違う!!!やってへん!!あれは送ってもらっただけや!!

頭が真っ白になる。あ、これ、美人局ってやつなんじゃないか、、で、監禁されて、解放されるには何十万払えって言われる奴や、、。正直この時は終わりやと思った。

するとデシからメッセージが来た。

「部屋まで来たけどドア開けっぱなしでいない。どこにいるの??」

なんやこの女。すっとぼけやがった。とりあえず半ギレで状況を説明してみる。どうやらデシはグルではないらしい。それから1時間後、尋問は突然終わり、解放された。外に出るとデシとその父親が立っていた。

どうやら話を聞くと、同じホテルで同じような犯罪があってそれと間違えられていたらしい。世界11か国に展開する大会社の社長のお父さんは警察にも顔が利くので、説得してくれたらしい。

ありがたい、、、。城かと思うくらいの大豪邸に着くとこんなん絶対食べきられへんやろ!?!?ってくらいの中華料理。貪って全部食べ切ってやりました。デシの姉もいて、大人な雰囲気で本当に彼女もきれいでした。食べ終えると、お父さんからこんな話が。

父「君のような夢のある外国人の若者が欲しかった。よし、決めた。大学を出たら俺の右腕として働かないか?月10000ドル出すよ。」

え??お??10000ドル?!?!?え?????バンザイ!?!?

美味しい料理で満腹だ、美女が二人いる、僕の未来は明るい、、!!

 

目が覚めた。寝れへんと思ってたけど寝れた。ずいぶん幸せな夢やったな、、。あぁ、お腹すいた喉乾いた、、最後に飲み食いしたのいつだろ、、まあもうじき着くし、!?まだ11時間しかたってへんやん!?!?限界!!(ここから14時間死んだ目で車窓見てました。)

 

※というわけでこの記事に書いた話すべてと、前の記事のパレンバンについたってとこは嘘です。まだまだ折り返し地点でした。

もう嘘つかないので許してください。

誓います。こいつに

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つづく。