スマトラ島編 パダン→パレンバン

パダンに戻り、考える。。パレンバンまでどうやって行こうか。地図を見てもらえばわかるけど、めちゃめちゃ距離ある。しかも間は深い深い熱帯雨林で、陸路で行くにはアホとしか思えへんほど。

ネットサーフィンと聞き込みをしまくり、有益な情報をゲット!Yoanda Primaという会社一社だけ10年前はパレンバンまで長距離バスを出していたそう。まだあるかどうかはわからないしそれはどこかわからないけど、乗るしかない。 いろんな人に 一人で?飛行機使えばええやん!アホちゃう? と言われたけどやるしかないしもう意地やんね!

で、どうやら26時間くらいバス乗らなあかんらしいので、食料を買い込む。かさばらないようにぎちぎちに詰められたビスケットを買う。明日、バスは朝7時半に出るようなので早く寝た。

そして場所が全くわからんので念のため5時に出発。奇跡的に一番初めにつかまえたバイクタクシーの兄さんが場所を知っていたので6時に到着。やったー!バス会社まだ存在した!外国人が乗ることないみたいなのでVIP待遇を受ける。蓋開けたら9時出発で暇やけど気にしない! 九時半くらいまでボーっとしていると。

ガシャーン!!!

僕の足元に広がる携帯電話の破片。喧嘩が始まった。キレて携帯電話投げたらしい。

運転手「どうすんねん!!客来てしもたやないか!!日本人一人だけやし儲けないやんけ!!」

受付おじさん「しゃーないやんけ走るしかないやろ!!」

運転手「24時間以上かかるねんぞ!?簡単に言うなや!!」

ごめんて、、、なんかごめんて、、

客待ちのため16時出発になったらしい。もう待つのは慣れた。運転手用の仮眠室を借りて7時間爆睡。。やってもーた。寝すぎて26時間夜行バス耐えられへん。。。

やっと出発。案の定全く寝れへんかった。かといってやることもないのでずーっと車窓を眺めていた。

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こんな感じの村がたまにぽつぽつある以外は全部ジャングルの中で、夜中は笑ってまうくらいにでこぼこ道で、いやたぶん笑ってた。ほんでパダンで買い込んだビスケット、ホンマに無味無臭であんまり食べれず、空腹状態のまま26時間、外をただただ見てた。

こういう本当に暇な時って暇つぶしすらめんどくさくなって考えることすらできひんくなる。でも案外早く過ぎた26時間で、時間って尊いなぁ、って思った。

そして何とか、パレンバンンに到着した。

パダンからパレンバンに行きたい人へ。Yoanda Primaのバスで、198000ルピア(1500円くらい)で行けます。暇つぶし道具、おいしい食べ物必須!

 

つづく